カキは春に新芽が吹き、5月ごろに緑枝が伸びます。梅雨前に釣り鐘状の白い花を咲かせます。雌雄異花で、雌花は幼果となり、秋になるまで成長を続けます。早生品種では9月末ごろより果実が色づき、成熟します。晩生品種は11月下旬〜12月上旬ごろに成熟します。11月中下旬ごろ、紅葉して落葉します。
モモやブドウ、サクランボなどと違い、カキは雨の多い日本の気候にも適します。かかる病気もありますが、多くはありません。家庭での栽培では、冬の剪定を強くせず、落ち葉を集めて木とは別の場所に埋めておけば、病害が問題になることはあまりありません。
カキの木はなかなか大きくなりませんが、いったん大きくなると少々のことでは弱りませんし、枯れません。幹や太枝・根に養分を蓄えている、貯蓄型の果樹と言えます。カキの根は乾燥には弱いのですが、これもいったん大きくなって根が深く入ると、乾燥で弱ることはあまりありません。
このように、日本の風土に適応しているカキですが、苗木から育てるときには注意が必要です。梅雨どきに植え穴に水がたまってしまうと、根が酸素不足になって伸びなくなり、枯れる場合もあります。排水対策を講じる必要があります。
四季の移り変わりをカキの木とともに感じ、秋を象徴する果実が容易に多く実る、これはカキの家庭果樹としての魅力でしょう。
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